医療のファクタリングのリスクとは?

医療関係の債権は、3ヶ月で回収できるので、リスクのない債権として、ファクタリングを利用しやすいです。しかし、銀行はもちろん、消費者金融から借りた場合のほうがコストは安くすみます。銀行や消費者金融から融資を受けられないかどうかをまずは検討してみて、最後の手段としてファクタリングを考えることになります。医療関係の債権をファクタリング業者に売って、即時現金化することには、メリットもあります。

一時的な経営難ならば、そこを乗り越えることで事業が好循環にのることができるかもしれません。一時的に資金操りが悪化しているだけであり、数ヵ月後には経営状態が良くなっていることが予測できる場合には、メリットがあります。しかし、経営状態の悪化を改善する手段が特にない場合には、危険な選択肢となります。なぜなら、ファクタリングを一度でも利用をしてしまうと、そこから抜け出せなくなることも多いからです。

例えば、毎月200万円の収入が入っているケースで、翌月の医療債権を前借りしたとします。すると、翌月の収入はゼロになるので、今度はさらに翌月の債権を現金化しなければならなくなります。こうして、ずっと抜け出せない状態が続くことになります。もちろん、クレジットカードのように手数料がかからないならばよいですが、ファクタリングを利用するには高額な手数料がかかります。

200万円の医療債権が180万円の現金に換わるのだとしたら、ずっと20万円の損をし続けることになり、やがては倒産してしまうでしょう。根本的な解決策がない場合に利用をするのは危険です。

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